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【 vol.3 】コンプライアンスとは?事例も含めてわかりやすく解説

2024.10.23

最近よく耳にする「コンプライアンス」という言葉ですが、その意味や詳細についてわからない方もいらっしゃいます。この記事ではコンプライアンスの解説、それが注目される理由、違反の事例、違反を防止する方法について紹介します。フリーランスとして順調なスタートを切るために把握しておきましょう。

 

 

コンプライアンスとは

コンプライアンスとは「法令遵守」を指す英語で、企業や個人が法令や社会的ルールを守ることを表しています。コンプライアンスに求められるのは「法令やルールを守れば良い」だけではなく、倫理や社会規範などに従い、公正・公平に業務を行うという意味もあります。

 

 

コンプライアンスが注目される理由

コンプライアンスが注目されるようになったのには理由があります。

  • 企業や個人による不祥事の増加

注目されるようになった理由のひとつは企業の不祥事です。1990年代の日本はバブル崩壊で不況に陥り、その直後に相次ぐように起こったのが粉飾決算や不正融資などの不祥事です。2000年代に入っても様々な情報漏洩などの不祥事が続いたことで、行政による方針変更、法改正が行われ、2000年代半ばから、コンプライアンスはより注目を集めることとなりました。

  • インターネットの普及

1990年代以降、インターネットが爆発的に普及し人々の生活を豊かにしました。現在では多くの人がスマホやパソコンを所有し、ブログやSNSを使って気軽に発信することができます。しかし、その反面で不適切な発言、企業や顧客に対して不利益を与える情報などが垣間見えるようになると、マスコミや消費者などが企業だけでなく個人に対しても「コンプライアンス違反」を指摘するようになりました。

 

以上のとおり注目が高まったことで、企業も個人でもコンプライアンス違反をすると社会からの批判が上がるようになりました。当事者はその責任を追及され謝罪することはもちろん、明らかな違反の場合は行政や民間から指導や処分、損害賠償請求を受けたり、刑事事件になれば逮捕されることもあります。コンプライアンス違反は企業にも個人にも大きな損失をもたらすのです。

 

 

コンプライアンス違反の事例

現代では様々な違反事例があります。フリーランス販売員においても発生しうる内容をいくつか見てみましょう。※事例は一部を抜粋したものです。

  • 労務関係

他人から受けた不当な扱い、不利益による精神的・肉体的な苦痛など

【事例】

  1. 業務時間超過を黙認する(される)
  2. パワハラやセクハラ
  3. 業務報酬減額を不当に要求される(増額を不当に要求する)

 

  • 法令関係

企業や個人が事業を遂行するにあたって守るべき法令を違反することなど

【事例】

  1. 業務外の作業を実施する(指示される)
  2. (SNSなどの)画像や文章などの無断転載、引用
  3. 備品などの持ち出し、支給品の不適切な扱い

 

  • 会計関係

会計や納税などの不適切な処理など

【事例】

  1. 文書偽造(架空の請求や横領など)
  2. 脱税(確定不申告など)
  3. 交通費や出張費の水増し

 

  • 情報管理

企業や個人が管理する情報を漏洩させることなど

【事例】

  1. 顧客や店舗、企業の情報の流出
  2. インサイダー取引

 

 

コンプライアンス違反を防ぐために

コンプライアンスの遵守は取り組まなければならない重要なテーマですが、その実現のためには一人ひとりが「自分が犯してしまうかもしれないリスク」についてよく認識し、日ごろの活動において慎重にそのリスクを避ける必要があります。日頃からコンプライアンスを意識し、行動や言動に注意をしましょう。MESHWellではユーザー相談窓口を用意しております。お困りのことがあれば1人で抱えずにまずはご相談ください。

 

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